これが、首位を独走する広島カープの勢いなんでしょうか。
7月7日に行われたヤクルトスワローズ対広島東洋カープの12回戦で、
新井貴浩が、9回2アウトから代打で登場して逆転3ランを放ち、
広島カープを奇跡の大逆転勝利に導きました!
この日のカープ打線は、ヒットは打つものの得点になかなか繋がらず、
8回までヤクルトに8-3と5点差をつけられていました。
よく「野球は9回2アウトから」と言われたりしますが、
この日の新井貴浩がもたらした広島カープの大逆転勝利は、
まさにその格言通りになったような試合でしたね。
9回表の広島の攻撃は、サビエル・バティスタと菊池涼介のソロホームラン、
松山竜平のタイムリー2ベースヒットで3点差に詰め寄ると、
2アウトランナー1・2塁の場面で、代打・新井貴浩が登場。
2ボール1ストライクからのヤクルト小川泰弘が投じた4球目。
小川泰弘渾身のストレートを狙いすましたかのように強振すると、
打球はまっすぐセンター方向に飛んでいき、
そのままバックスクリーンに直撃する起死回生の逆転3ラン。
広島ファンとしては、もう半分諦めかけていた試合を
ベテランの新井貴浩がひっくり返してくれて大興奮でしょうね。
また、新井貴浩自身もすごく嬉しかったんじゃないかと思います。
去年は、2000本安打や300号本塁打を達成するなど、
リーグ優勝に大きく貢献する活躍を見せてくれました。
しかし、今年は、出番が激減して代打で起用されがちですが、
腐ることなくチームのために頑張っています。
新井貴浩の年齢は40歳を超えましたが、体はまだまだ若々しいので、
あと5年くらいは十分に現役で活躍できるかもしれません。
若手の成長もあって試合に出るチャンスは少ないですが、
カープのセ・リーグ2連覇と日本一を実現させるためには、
新井貴浩の力は絶対に必要になってくるでしょう。
何だか新井貴浩の代打逆転3ランで大逆転勝利を収めたことで、
ますます広島カープが勢いに乗って独走しそうな感じがしますね。